ASPARA BACON

映画と音楽が好きです、嘘です。
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アメイジング・スパイダーマン2

マーク・ウェブ監督によるスパイダーマンシリーズのリブート2作目。最高でしたな!

『アメイジング・スパイダーマン』のほうでは、持てる者としてのヒーローのあり方から脱却するような模索の姿勢が見られたことが大きな特徴でした。そのため、ピーターの個性や悩みのないリア充っぷり、ヒロインとのラブパートに大きな比重が置かれ、「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という持てる者としてのヒーローのあり方以外で、個人の強さにアプローチしてた感じ。
今作でも、その姿勢は変わらず、特にサム・ライミ版との差別化を図るためにも、戦うべき宿敵はグリーンゴブリンではなく、エレクトロに重点が置かれています。なぜなら、ハリー・オズボーンもスパイダーマンも持てるものだからです。エレクトロはモテなくて、職場でも認められなくて、持てる者としてのスパイダーマンに憧れ、裏切られ、そして力を暴走させてしまう。ヒーローそのものの在り方を疑い、持たざる我々の目線から、改めてスパイダーマンを捉え直そうとしているのでしょう。

そうして、過去のヒーロー映画に抗い、自由なヒーローが描かれている点がとてもぐっときました。キャラクターとしても明るく、よく喋り、自分の強みを楽しむように自由に飛びまわる様子に冒頭から泣きました。大きな責任や大きな力、そうした社会的なものがなくても、自分の強さを持ち、それを疑わないという強さがピーターをヒーローたらしめています。
あとは、そうした人間味あふれるスパイダーマンの肉体描写というか、飛んでいる時の背中がよかった。ちょっとだけコスチュームの遊びを残しながらはためき、強そうな肉体とコスチュームのテクスチャ感が楽しめるような画作りはとてもよかったです。

前作では3Dの箱庭感がとても気になっていましたが、今作ではむしろスパイダーマンの周りの環境自体が敵で、それらが生きているような構成になっていたので、むしろ箱庭感が意味を持ってきました。すごい、うまく出来てる。 とても綺麗で力強く、ハンス・ジマーの音楽も相まってウネリが出てました。

とにかく、前作は「言いたいことはなんとなく分かる」状態で、特に3Dやアクションシーンの画の説得力にやや欠けていましたが、2ではすべてが絡み合い、轟音で駆け巡ってきて最高にスッキリ。
ラストで、ピーターをヒーローたらしめていた大いなる存在と決別します。父親超えという呪縛は解けないだろうが、完全に違うルートで身軽なスパイダーマンになっていくのだろうと、ワクワクさせてくれました。R.I.P





| review | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
オンリー・ゴッド

ちょーーーーーーーーーーーーー嫌い。すごく期待したのに。
あまりに怒っているので、不満点のみ。


テーマがサブい。
・フロイトっぽい性的トラウマ→親、神的存在への傾倒みたいなのがもう気持ち悪い。気持ち悪いというかダサい、超ださい。

・「ドライヴ」はセックス感抜きだったのがかろうじてよかったくらいのもので、女性へのトラウマ、父へのトラウマを悶々と抱えてだんまりしているゴズリングは、超ダサい。ダサいゴズリングという演出が駄々滑ってる

・ゴズリングにだんまりさせたいのは分かるけども、周りがやかましすぎて、逆にただ低俗でイタイだけのキャラクターばかりになってしまって、懺悔とか許しとか倒錯とかちょっと違う

・アジア人に歌わせたらコメディになるよね? 神とかそんなんならないよね?

・照明の過剰さ、暴力の過剰さもコメディ臭い

・とにかくフロイトみたいなあの感じがきもい。ほんっとに。

ドライヴがよかったのは、主人公が相手との身体、精神的な接触を持たないという極めて私的、主観的、限定的な感情であったから過剰な演出、寡黙な演技がハマっていたんだと確信してる。今回はかなり周囲に依存していて、過剰さが裏目に出てない? 
| review | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゼロ・グラビティ
 

アルフォンソ・キュアロン監督。宇宙船作業員が、宇宙船から命綱を外され、宇宙に一人放り投げられてしまう極限のSFサスペンス。
どんな映像が出てくるか、もうすでに分かりきっているのにもかかわらず、興奮。宇宙が人の限界の彼方にあり、頼みにするものもなく、不安定に猛スピードで浮遊する空間、極限の恐怖そのものであるということを映像で体感できます。我々はその恐怖を見たくなかったのかもしれない。

主人公も当初はプロフェッショナルである研究員として淡々と危機を逃れようとする。極限の孤独と恐怖、不安の中で次第に浮かんできたのは、地上でも孤独であること、死んだ娘を持つ母であること、一人の自立すべき女性であることが次第にしめされ、その関係性はロープ一本で切れてしまうような脆さと希薄さを残しながら、一つの希望として示されていって、映像やテーマとの一貫性があってよかった。

宇宙に放り出されてびゅんびゅんぐるんぐるん回って、頑張って帰ってくるだけの話ながら、中継地点を経由すると同時に主人公の内面も少しずつ見えてきたり変容したりしている。絶望の淵にいるたった一人の女性が、強さを絞り出していく過程で、宇宙が素晴らしいものに思えてくる。中だるみすることなく、恐怖や不安感、頼りなさを忘れさせない進み方で大満足の作品。

宇宙のとてつもなさを我々の感覚に取り戻すような映像でありながら、とても現代的なSFだった。

| review | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
かぐや姫の物語

2013年最高傑作です。
俗世のつながりがけがらわしく、罪深く思える。ミサンドリーに苦しみ、古き慣習に縛られ、自分の立場によって自分の本心が抑圧される。一つ一つの仕掛けが全て苦しい。
最後に出てくるホトケサマでさえも彼女の本当の望みをかなえてはくれない。美しく、すべての心とつながりを捨てて、死ぬしかない。生きることは苦しくて罪深いのであった。おしまい。

それにしても、ばあちゃんの乳首がピンクだったってのは神の御力ってことなの。ミラクル―。

| review | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
ムード・インディゴ


ミシェル・ゴンドリー監督、ボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』原作です。
日本でも利重剛監督が「クロエ」という題で映画化してます。

お金持ちのコラン(ロマン・デュリス)は友人のパーティーでクロエ(オドレイ・トゥトゥ)と出会う。付き合い、幸せな結婚を迎えた二人だが、クロエが肺に睡蓮の花が咲くという奇病にかかる。資産が尽きたコランは身を削って働き、クロエは次第に弱っていく。


ストップモーションやファンタジックな舞台セットを用いて、とてもキュートな映像になってます。冒頭、「この物語は、真実である。なぜなら僕が書いたからだ」というような言葉から始まり、この物語が作られている作業場が描かれる。この物語が既に作られたものであることをしみじみ思い出させる仕掛けながら、演劇めいてて楽しい。

撮影技法や各種の仕掛けが凄く凝っていてポップでファンタジックであるところに気を取られていたのだけれど、実は凄く繊細なことをやっているように思えて仕方ない。
人の気分というかムードにあわせて物が変化していく(ようにみえる)。コランが作った「カクテルピアノ」という装置は、音楽のムード似合わせて、異なる味のカクテルが出てくるというもの。
主人公たちの気分に合わせて変化する窓や、場の空気に合わせて変化する食卓、物語や音楽あわせて変化する部屋や映像の色など。それが、「主人公たちの気分」からくる変化というよりは、かかっている音楽だったり経済状況だったり、物質や出来事といったことと連動しながら、相関的に彼らの気分や映画のムードを変えていく。
変わりゆく物質を見て、「変わってしまった」と自分のことと重ね合わせる。


それが、意外と身近に感じてしまうのです。我々観客も、味や音や色、物質によって自分が変わっていくような感覚は日常的に体験している。映画を見ること自体もそういう行いだ。

変化していく舞台装置を見ながら、諸行無常の響きを感じる。それがまた観客のムードと関わり合いながら変化を生んでいくような。いとわびし。



素晴らしい映画でした。映画、たのしい。

| - | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
華麗なるギャツビー


バズ?ラーマン監督。
有名小説「THE GREAT GATSBY」をアレンジしての映画化。レオナルド?ディカプリオとキャリー?マリガン主演のの他、物語を進めていく語りべとしてトビー?マグワイヤを起用。




2Dでみましたが、3Dの為に作られたと思われるファントムライド的な画作りがされていました。また、ギャツビーの城と、川を挟んだ対岸のブキャナン邸の距離感を象徴するような、前方と後方の二面性が強調されていました。

とはいえ、アクションではないので2D的なバストアップショットやピント感もあり、3Dやりたい!というポジティブなテンションとの微妙なズレがあるような気がする。


この映画で重要視されてるのは、華やかな社交界に忍び寄る恐慌の不安や、虚栄の儚さ。かなり力が入ってるパーティーシーンが煌びやかで贅沢であるほど際立つ。


ディカプリオ様は、そうした虚栄を顔で伝えてくる。野心や愛情、良心というパッションと、社交界に染められた人への不信感のようなものを使い分けており、その両者がどちらも混在する表情が出たときにこちらも嬉しくなるというものです。


トビー?マグワイヤの身の置き方がちょっと雑い感じがするが、空を見上げるトビーの純粋な目は正しい使い方だと思いました。
あと、キャリー?マリガンに人妻やらせたら、これ最強ね。かわいすぎるね。



期待してたほど楽しめなかった。3D感や意図の分からない過度な編集感は、決して虚栄の儚さや時代の輝き、人柄の強さを表さないとおもいます。
パーティーシーンは楽しかったよ。

| review | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
上半期好きなものまとめ
スプリング・ブレイカーズがあまりに良すぎて、サントラ買ってしまいました。
今年の上半期の好きな映画と音楽をただただ愛でます。


映画(2013年上半期劇場観賞分)
1.「スプリング・ブレイカーズ」
なんかこう、大学2回生の夏くらい時の、初めてクラブ遊びを覚えたころの高揚感、陶酔を思い出しました。映画というよりは、若者が集う音楽の場でのそうした特殊なノリとか非日常間、空気感、テンポみたいなものが作品の作り自体にすごく濃く反映されている気がします。夏が来たな〜

2.「アイアンマン3」
希望的な物語の終わらせ方がとても好き。PTSDという設定はちょっと臭すぎる気がするけど、観客に近いところに戻ってきてくれるヒーロー:トニー・スタークがやっぱり大好き。

3.「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」
それぞれ立場の違う父親の弱さと、それゆえもたらされる子の未来の暗雲を、すべて見られた充実感がすごかった。ライアン・ゴズリング×モーターサイクル×犯罪というところが大好きポイント。


音楽(2013年購入分)
1.Scary monsters And Nice Sprites/skrillex


「スプリング・ブレイカーズ」のサントラから。ダブステップというジャンルの有名アーティストの超有名曲らしい。去年あたりかな?TLでよくダブという言葉を目にしていたのでイマサラなのかもしれないけど、スプブレで大きく引用されてるあたりクラブ文化では定着しているのかな。



2.Sound of my voice/Big Chocolate


スプブレ見るちょうど直前にダブステップなるものにハマりだした。かっこいい。


3.Carried away/Passion Pit

PASSION PITの去年のアルバム「Gossamer」から。跳ねるベースラインがきもちい。今年公開のPVは、ソフィア・ブッシュ主演のラブコメ映画みたいになっててオキニ。


| review | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
スプリング・ブレイカーズ


 サイコー!  

長期休暇(スプリングブレイク)に浮かれたビッチ達が刺激を求めて暴れまわる話。ハーモニー・コリン監督。


夏に浮かされたギャル四人組がセックス&ドラッグを求めてギャングスターたちのコミュニティに関わってしまう危うさにハラハラする。『アンハサウェイ/裸の天使』と重なるものがあるかな。
だけども、そうした「この兄さん達ヤバくない?」みたいな危機感を感じて普通の学生生活に戻る、みたいな少女的なメンタリティーはこの映画にはない。そういう要素も入ってはいるんだけども、段々と良くない文化に感化され、内面化していくという加速感がよりハラハラさせる。裸の天使では結局本来の自分みたいなところに戻ってくるんだけど、この映画は戻ってこない。


スクレリックスとクリフ・マルティネスの音楽がサイコー。音楽に合わせて同じセリフ、同じようなシーンが繰り返されてミニマルに進んでいくのがむちゃむちゃ心地よかった。ウットリ。
借り物の言葉で、音楽のノリに合わせて、なんとなく感化されていく彼女らとともに、身を任せて気持ち良くなってしまいました。
彼女たちが何を考えていて、とかよりも、音楽と夏の感じに共にゆらゆら〜キモチー


あとは、もうびっくりするぐらいエロい。おっぱいが出ていて視覚的にどうこうとかじゃなくて、音楽と、不安と、期待と、明るさ暗さに刺激されて、段々と気持ちが高揚する。アガルってね〜
夏だネ〜


| review | 06:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
[雑記]こういうperfumeも



よいなー。
| review | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

「ブルーバレンタイン」につづき、ライアン・ゴズリング&デレク・シアンフランス監督タッグ2作目。前作では、不完全な父性について痛々しくリアルに、美しい映像で描いていた。本作でも、そのテーマ性と、ゆっくり締め付けられていくような演出を引き継ぎながら、前作よりも少しだけ希望的に、深みのある作品になっていた。 


巡業バイクショーで生計を立てていたルーク(ライアン・ゴズリング)のもとに、元恋人ロミーナ(エヴァ・メンデス)が現れる。巡業で不在の間に自分の子ジェイソン(デイン・デハーン)を産んだと知ったルークは、巡業をやめ、子にお金を残すために強盗に手を染めてしまう。

ルークの残した500ドルと自分の弱さから逃れようとする罪は、終始亡霊のようにルークに発砲した警官エイブリ―(ブラッドレイ・クーパー)と、彼の息子AJ(エモリ―・コーエン)、そしてジェイソンの人生を揺さぶっていく。 

終始、4人の心の中にある自己保身が巻き起こした嘘や罪が一貫して流れており、そうであればあるほどルークの存在が亡霊のように象徴されていく。父は、自分の子供の存在と真に向き合った時、自分の引き起こしてしまった罪を認め、子はそうした父たちの姿を悟った時、一歩父に近づきたいと願う。

「ブルー・バレンタイン」と比べて、子の成長も共に描かれていることと、4人に通じる同じ罪の意識が最後に救われ、父親を超えていこうとするところが神話的な物語になって終結してとてもよかった。ライアン・ゴズリングがまたぐずぐずした父親役やって喧嘩して終わりというエンドを想像していたので、期待以上の満足感と疲労感でいっぱいです。 あとゴズリンの筋肉が増していた。


あと、ライアン・ゴズリング主演の「ドライブ」と同じく、モーターサイクルが男性的なテーマとして活かされていて、ゴズリングとモーターサイクルの相性の良さだけですごくいいにおい。最高にかっこいい。


| review | 13:02 | comments(0) | trackbacks(0) |









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