ASPARA BACON

映画と音楽が好きです、嘘です。
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『エコール』
評価:
ルシール・アザリロヴィック,フランク・ヴェデキン
ジェネオン エンタテインメント
¥ 3,212
(2007-04-04)

閉ざされた学校に、棺に入った幼い女の子が一人ずつおくりこまれてくる。6歳〜12歳までの男子禁制のその学校からはけっして外に出ることが許されない。ダンスと生物のみを学び、白い制服に階級ごとに色分けされたリボン。終始謎と背徳感に満ちた学校のお話です。


ちょっとあまりの凄さに興奮しているので支離滅裂な文章になったらすみません。

というのも、原作の【男に視られて性に目覚める少女の悲惨さ】だとか【思春期の女の子が性に目覚める瞬間の神秘性】だとか、そういった今までの少女にまつわる映画で描かれてきたものとはまったく別次元の話です。
大人と子ども、男と女、生と死のかなりストレートなメタファーが使われていて、それに気を取られがちなんですけども、そこじゃないと思うんですよ。


上手くまとまらないですけど、これほど主観的、直感的な女の子の成長過程を映像化した作品は他にないんじゃないかなとおもいます。
感情が細分化していない幼少期〜性に目覚めた少女まで、ほんとうに懐かしくなるほどの表現力をもって描かれています。
まぁこの幼少期の感性にストイックなまでにこだわったところが、少女の時代を神格化しているのかもしれないけれども、いままでそれを描き切った作品はどれほどあったんでしょうね。



彼女たちはなにも知らないし、大人の視線になんとなく気付き葛藤しながらも、実はその視線に危惧をもっていたりするのは大人の方なんですよね。
大人があーだこーだ言って批評している傍ら、彼女たちはあまりにイノセントで、大人たちが何考えてるかなんて本当は何も知らない。
大人が考える少女の危うさを過剰に描きながらも、描かれている少女そのものはかなりリアルで何も考えてない。というかなにも知らない、思考すらない。



エコールの批評をみて感じたことは、大人や男性社会の視線に気を取られたまま批評をしてしまうことこそ、想像力の欠如だしポルノの視線のような気がします。こどもはそんなのなにもしらないんだよ。こどもとおとなの感じ方の差にはっとしてください。

「服従こそ一番の幸せよ」



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